2019.06.24
働き方改革と多様化するオフィス環境
働き方改革と多様化するオフィス環境
2019年5月30日に、東京ビッグサイトで開催された【第6回 働き方改革EXPO】へ参加してきました。「働き方改革」の中でもテレワークやweb会議の推進等の展示が目立つ中、新しいオフィス家具に注目してきました。
既存のオフィス家具メーカーが打ち出す新しいオフィス家具だけでなく、アウトドア業界や内装業界など他業種からの参入も見られ、今までにない新しいオフィススタイルの提案が、たくさんの展示の中でも目を引きました。
他にも、可動式の個室ブースなど、面白いアイディア家具もありました。
従来のオフィス家具のような、硬くて無機質なものではなく、木目やファブリックを使用した明るく柔らかい印象のアイテムが増えているようです。
こういったオフィス家具が増えてきたのには、どういった背景があるのでしょうか?
背景:景気回復によるオフィス増加
リーマンショック直後の2009年以降、低迷していた景気が回復することにより、減少していた従業員数が増加しています。
人員拡大によるオフィスの新規賃借も増加傾向にあり、オフィス家具市場の伸び率も右肩上がりです。
では、オフィス家具市場に異業種からの参入が相次いでいるのはなぜか?
そこには、オフィス環境に求められる要素の変化があるように感じました。
以下では、その内容に迫ります。
企業の狙い1:働く人のニーズを満たす
まず、「働き方改革」に必要な5つの要素の中にオフィス環境が含まれています。
ここから、従業員が快適で働きやすいオフィス環境の為に、従来の形とは違うオフィス作りが広まってきたと思われます。
内装は企業によって様々ですが、最近の傾向として
・カフェのようなオープンスペース
・緑が多く自然の中にいるような明るいオフィス
が主流のようです。
リラックスできる環境は、モチベーションのUPや業務効率の改善に繋がります。
また、人の目線を気にせず集中したい時は、個室ブースや仕切り付きデスクに移動するなど、
デスクの選択肢を増やすことで、働く人のニーズに答えています。
企業の狙い2:人材確保
近年、どこの企業も苦戦を強いられているのが、人材の確保です。
この課題に、オフィス環境を整えることで対応しようという傾向が見られました。
現代の就活生が重視する就職観として、楽しく働きたいという傾向が強く、仕事に対する意識は、苦労してお金を稼ぐものというより、自分の人生を豊かにする体験の一つ、と捉えている学生が多いのではないでしょうか。
そんな就活生にとって、オフィス環境というのは企業を評価する指標の一つとなり得そうです。
企業側は、オフィス環境に企業カラーを強く出すことで社風を伝え、アピールポイントとすることもできます。
また、テレワークやフリーアドレス・ABWといった、柔軟な働き方を導入することで、”個人の生活と仕事を両立させたい”といったワークライフバランス重視層にも良いイメージを与えることができそうです。
まとめ
オフィス増加に伴い、オフィス家具の需要も増加しています。加えて、需要が高まるだけでなく、多様化している様子も感じ取ることができました。
オフィス環境を整備することは、従業員のモチベーションUPだけでなく、スペースの有効活用や人材確保にも繋がり、企業にとってもプラス要因となり得ます。
また、オフィス環境の見直しと共に、フリーアドレスを導入する企業も多く見受けられます。
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働き方改革の一環としてオフィス環境を見直すことで、既存の、物だけ・場だけの提案ではなく、オフィスレイアウトやオフィス家具を通して、企業の課題を解決するソリューションの提供が進んでいると感じました。